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2007/11/06

お別れのあいさつ

先日、祖父が亡くなりました。

通夜、葬儀には、のべ300人を超える人たちがお別れのため、足を運んでくれました。90歳を超え、多くの友人や知り合いに先立たれていたにも関わらず、あんなにも多くの人が来てくれるなんて、思ってもみませんでした。

剣道の世界で頂点に近い八段範士だったこと、
様々な大学で師範を勤め、若い人たちに稽古をつけたこと、
数多くの団体の会長職などを歴任していたこと、

孫の自分には正直あまり関係のないことで、「自分にとって大切な祖父であったこと」以上でも以下でもないと思っていましたが、通夜、葬儀に来て、祖父の冷たくなった顔に手を当て、涙を流してくれている人たちを見ていて、孫と一緒にいた祖父も、剣道で繋がっていた人たちが知っている祖父も、同じ祖父だったという当然のことに気が付いた時、もっと色々なことを話しておけば良かったと後悔の念が湧いて来ました。こういうことに気が付く時は、いつも手遅れだけど。

それにしても、随分と長生きして、まさに大往生。長生きしたおかげで、2年半前に先立っている口達者な祖母をはじめ、あっちの世界には知り合いがさぞかし多いことでしょう。こっちの世界で見送る寂しさを長い間味わった分、あっちでは楽しんでくれればと願っています。数十年後(祖父にあやかって、そのくらいは生きたい)、あっちの世界で再会する時には、竹刀を持って、生前には叶わなかった手合わせを是非お願いしたいところです。

30年間、あなたの孫でいられて幸せでした。ありがとう。どうか、安らかにお眠り下さい。

合掌。

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